田中クリニック院内報 vol.8

はじめに
みなさん、こんにちは、院長の田中です。そろそろ秋のお祭り近づいてきて、ますます秋の季節感を感じられるようになりました。今回から「こんな症状は何科を受診すればいの」と題してシリーズで病気の説明をしていきます。実際、原因がいろいろあって、多科にわたって診療を受けないと診断がつかない症例もあると思われます。これから何科を受診すればよいのかポイントを説明していきます。今はなくても今後の参考になるかもしれません。一度目を通してみて下さい。
特集:この症状はどの科に受診すればいいの?
 
第1回 【こむらかえり】

今回はこむら返りです。寝ている時や運動の最中にふくらはぎが強烈な痛みを伴ってつる現象です。これは一過性に筋肉が収縮しておこります。誰でも一度は経験あると思いますが、何度も起こる場合は何か病気が原因かもしれないので、診察をうけましょう。

どんなときにおこりやすいか?
プールなどで冷たい水の中に入った時、準備運動せずに急に運動をした時、なんの誘因もなく夜中に起こったりします。特に妊婦や高齢者に多いです。

こむら返りの起こる原因は?
原因となっているのは筋肉や神経の障害であり、神経については、その筋肉を支配している神経の刺激が伝わる経路(脊髄から末梢神経、神経と筋肉の接合部)のどこかに由来します。筋肉の収縮を緩める信号が届かないまま、筋肉が過剰な収縮をおこすのです。

繰り返すとき原因となる病気は?
1. 水分や電解質(イオンなど)の異常をきたす疾患
血液中のカリウムの上昇や、カルシウムの低下、マグネシウムの上昇は筋肉の痙攣が起こりやすくなります。慢性の下痢や、糖尿病、肝硬変、甲状腺疾患などホルモンや代謝異常でみられます。

2. 神経や骨格の病気〜椎間板ヘルニア、変形性腰椎症など
ふくらはぎへ送られる神経は、脊椎の隙間から出ており、その根元が狭くなると、神経が過敏となってしまい、わずかな刺激でも急激な筋肉の収縮がおこります。首や腰などに慢性的な痛みや手足のしびれがあるようなら、整形外科を受診してください。

診断はどのように行うのですか?
まず、問診や診察で体のどこに異常があるのかを調べます。次にレントゲンで脊椎の変形や椎間板ヘルニアなどによる神経の圧迫がないかを確認します。また内科的に電解質の異常やホルモンの異常がないか血液検査が必要となります。

何科を受診すればよいのですか?
内科なら神経内科医、あるいは整形外科医で診察を受けてください。どちらの先生も直接神経に異常があるのなら診断できると思います。内科疾患から由来する場合でも、神経内科の先生は専門的ではなくても診断できると思いますが、治療に関しては専門医へ紹介されるかもしれません。

 

 

●編集後記●

これからシリーズで今回のような解説を行います。
何科を受診したらよいのかわかりにくい症状がありましたら、
今後取り上げますのでご意見をお願いします。
今後の予定としましては、頭痛、めまい、背部痛、声がれ
などを考えております。

 

↑田中クリニックTOPページ