田中クリニック院内報

はじめに
みなさん、こんにちは、院長の田中です。寒い冬が過ぎ去り春が訪れました。しかし花粉症の方にはつらい時期だと思います。4月からは健康診断がよく行なわれていますが、診断結果でチェックが入ったら、必ず医師に相談しましょう。たいしたことがないと過信しないように気をつけてください。
特集:この病気は何ですか?
 
第 10 回 【 口内炎 】

1. 口内炎の原因について
1)口の中が不衛生状態
2)治療した歯の影響
3)ウイルスや細菌感染
4)自己免疫疾患
5)疲労や免疫力の低下

2. 口内炎に1番多いタイプとは?
ほとんどが口の中の粘膜に痛みのある潰瘍ができるタイプで、円形でやや白く、周囲が赤い。口の中ならどこにでもできます。

3. 女性に多いのはなぜ?
妊娠や生理、ダイエットなどでビタミンのバランスがくずれやすいためか、20〜30代の女性に多い。育児のストレスも原因となりうる。

4. 口内炎と唾液の関係
唾液には殺菌作用、口腔粘膜や歯の保護作用、消化作用があり、唾液の量が減ると口の中が乾燥して細菌が増えるため、口内炎ができやすい。鼻が悪い人は口呼吸となりやすく、口腔内が乾燥するために、口内炎はできやすいのです。

5. 口内炎と歯の関係
虫歯や入れ歯、歯周病が口内炎の原因となります。 口の中を清潔に保たないと、細菌感染を起こして歯肉に炎症を起こします。

6. 口内炎は何科でみてもらえばいいの?
口内炎の原因はいろいろありますので、そのポイントを説明します。

  1. 歯が原因ではないかと思われましたら、まず歯科を受診してください。
  2. 同時に皮膚に発疹が出現していたら、全身性疾患であったり、ウイルス感染症が疑われますので、皮膚科を受診してください。
  3. 全身症状(倦怠感など)が持続している場合は、貧血などの血液疾患が原因のことがありますので、内科で相談したらよいでしょう。
  4. 舌の炎症に関しては、舌癌の可能性も否定できませんので、耳鼻咽喉科や口腔科が専門領域となりますので、相談したらよいでしょう。
  5. 口腔科は、口腔内疾患を幅広く診ていますので、口内炎についても診断・治療については一番詳しいといえるかもしれません。どこにかかればよいか分からない時は、まず口腔科がよいと思います。

7. 口内炎の時に気をつけること
・刺激の少ないうがい薬で口腔内を清潔にしましょう。
・辛かったりすっぱいものなどの刺激の強い食べ物は避けましょう。
・水分をしっかりとりましょう。
・疲労や抵抗力低下はよくないので、ストレスを避け、睡眠を十分とりましょう。

8. 口内炎の薬物療法
慢性の口内炎は全身性の基礎疾患が原因と思われますので、まず原因を調べてその治療が優先されると思います。
●放っておいても治るような口内炎を早く治す治療としては、局所治療してステロイド軟膏が有効です。軟膏をつけても改善のないときは、早めに止めて主治医と相談しましょう。
●ビタミン欠乏が原因となるため、食事の偏りがあったり、他の原因で食事がとれないなどの状況があれば、ビタミン剤を処方することがあります。
●口内炎に有効な漢方薬もありますので、専門医に相談してもよいでしょう。

 

 

●さいごに...●

口内炎を経験した人は多いと思います。
風邪をひいて体調を崩したとき、疲れているときなどに
出現しますが放っておいても治ります。
すぐに治らない時は、何か病気が隠れていないか診察を
受けたほうがいいでしょう。

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