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内科・呼吸器科:田中クリニック 集中治療室 |
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| ●11月の特集は『インフルエンザ予防接種』です。 |
インフルエンザの予防接種が始まっております。去年はワクチン不足で接種できなかった方もおられると思います。今年は十分量の供給があるので心配ないと思いますが、なるべく早くに接種の予約をするか、済ませておきましょう。毎年インフルエンザで亡くなっている方がおり、そのほとんどが高齢者です。高齢者のかたはもちろんですが、来年受験を控えている学生さんも接種しておいたほうがいいでしょう。今回はインフルエンザ予防接種の基礎知識について特集してみました。
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| 1. 予防接種をすると風邪はひきにくくなるのですか? |
インフルエンザは流行性感冒とも言いますが、いわゆる風邪とは原因ウイルスが異なるため、予防接種をしても風邪の予防はできません。風邪の予防の意味でも日頃から手洗いとうがいはしっかりしましょう。
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| 2. 予防接種を受けたほうがよい人とは? |
65歳以上の高齢者は国が予防接種法に基づき、接種すべきであると推奨しています。ほかには、乳幼児、妊婦、年齢を問わず呼吸器系や循環器系に慢性疾患を有する患者、糖尿病、腎臓病、免疫低下状態にある患者さんは、発症するリスクが大きいので接種をお勧めします。
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| 3. 予防接種を受けることが適当でない人とは? |
接種当日37.5℃以上の発熱がある人。急性の疾患にかかっている場合。卵にアレルギーのある患者。(ワクチンは鶏卵を用いて作られています)
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| 4. 予防接種でインフルエンザをどのくらい予防できますか? |
残念ながら完全ではありません。予防効果は約75%くらいとされています。しかしたとえ発病しても軽症ですんだり、合併症のリスクが下がります。
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| 5. 接種回数や接種時期について教えて下さい。 |
以前は二回していましたが、現在では一回で十分です。13歳以下と、重篤な基礎疾患や免疫機能がかなり低下している人では二回接種すべきでしょう。接種時期は、10月下旬から12月中旬ころがいいでしょう。
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| 6. 健康に問題がなく、接種の必要性を感じないのですが。 |
インフルエンザの感染力はすさまじく、健康人でも感染します。感染しますと感染源となり、周囲の人にも感染し流行につながります。発病すれば全身症状が強く、日常生活に支障をきたすことが多いので、なるべく接種しましょう。
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| 7. アトピー性皮膚炎や気管支喘息といったアレルギー疾患の治療中または既往歴があります。接種を受けても問題はありませんか? |
アレルギー疾患については、卵アレルギー以外には接種できないという規定はありませんが、注意が必要です。アレルギー反応は接種後30分以内に起こることが多いので、しばらく様子をみてから帰宅させるようにしています。
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| 8. これまでの接種後に身体がだるくなったり、風邪をひいた感じになったので心配です。 |
微熱や頭痛、倦怠感等を認めることがありますが、通常2-3日中に消失します。偶然風邪をひいて副反応と勘違いされることもあります。最近のワクチンは副反応が出にくいように改良されていますので、以前に接種して副反応があったからといって、また出現するとは限りません。医師とよく相談ください。
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| 9. 妊婦や授乳中の女性は接種できますか? |
授乳中の女性の接種は問題ありません。妊婦は予防接種をしてはいけないことになっていませんが、初期段階では慎重性を求められています。米国では初期(妊娠13週前後)を除いて接種を推奨しています。もし感染した場合、抗ウイルス薬に関して安全性が確立されていませんから治療に躊躇します。胎児への影響や肺炎や脳炎などの合併症のことも考慮すれば、接種したほうが良いのではないかと考えられるようになってきました。
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| 10. 予防接種後は避妊したほうがよいのか? |
妊娠初期に予防接種を受けた場合でも、催奇形性のリスクが高まるという報告は現段階ではありません。しかし、接種後は3か月避妊したほうがよいとされています。
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最後に...
実は院長は昨年予防接種をしたにもかかわらず、インフルエンザにかかってしまいました。たくさんの患者さんと接触したために感染したのだと思います。でも軽くてすぐ良くなりましたから、予防接種をしておいてよかったと思っています。感染すると風邪と違ってかなり症状がきついので、寝込むことになります。自分が感染源になるのもいやですよね。皆さん、予防接種をしてインフルエンザ対策をしておきましょう。 |
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