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内科・呼吸器科:田中クリニック 集中治療室 |
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| ●4月の特集は『花粉症の治療』です。 |
みなさん、こんにちは。四月になりましたね。春の日差しは暖かく、自宅前の神社ではうぐいすが鳴き、桜が咲いて春爛漫といったところでしょうか?
でもこの時期がつらいという人がいます。それは花粉症の人です。今年は前年に比べて飛散量が少ないのですが、クリニックを受診される患者さんは多いです。
花粉症の診断は、この時期典型的な症状だけでも可能なのですが、治療がうまくいくとは限りません。今回は花粉症の治療について特集しました。 |
| 1. 治療の原則は花粉の回避 |
・花粉情報に注意して、花粉の飛散が多い時の外出を控える
・飛散の多いときは、窓や戸を閉めておく
・飛散の多いときは、外出時にマスクやめがねを着用する
・外出時に毛織物の上着を避ける
・帰宅時に衣服や髪をよく払い入室する。洗顔、うがい、鼻をかむこと
・掃除をまめにすること |
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| 2. 抗アレルギー剤(抗ヒスタミン薬)について |
花粉によるアレルギー反応は主としてヒスタミンという化学伝達物質を産生し、諸症状を引き起こします。従ってヒスタミンに拮抗する作用をもつ抗アレルギー剤が一般的ですが、眠気という副作用があります。
今では眠気の生じにくい薬剤が多くなってきましたが、効果が強いほど眠気も生じやすいといえます。そこで症状の程度と、副作用としての眠気をきたしてもよいかなどを問診し、薬剤の選択が行なわれます。 |
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| 3. 抗アレルギー剤の内服はいつから始めるのがよいですか? |
| 花粉症の症状が始まってからでは遅い場合が多く、飛散が始まる前、または毎年症状が出現する人は、その時から約2週間前より内服をして初期治療をしましょう。 |
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| 4. 抗アレルギー剤で眠くなりやすいかどうか見分けるには? |
| 総合感冒薬にも抗ヒスタミン作用の成分が配合されていますので、感冒薬で眠くなる人は抗アレルギー剤には要注意といえます。 |
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| 5. 抗アレルギー剤を2剤使う場合とは? |
アレルギーを引き起こす物質にはヒスタミン以外にロイコトリエンがあり、鼻閉の症状に関わってます。そこで鼻閉の強いタイプには抗ロイコトリエン受容体拮抗薬(商品名オノンが保険適応)が有効とされています。
そこで症状が強いケースでは、抗ヒスタミン剤と抗ロイコトリエン受容体拮抗薬を併用することがあります。 |
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| 6. セレスタミンという薬について |
セレスタミンはステロイド作用と抗アレルギー作用の合剤です。症状の強い時に投与し、軽い時や予防内服には適しません。
また漫然と内服を続けると、ステロイドの副作用が出現します。一般に1〜2週間の投与で、改善すれば抗アレルギー剤のみとします。 |
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| 7. 局所療法について |
| 鼻炎症状のうち、鼻づまりには局所ステロイド薬を使います。ステロイドといっても、全身への副作用は少ないです。より鼻づまりが強い時は、点鼻用血管収縮薬を投与します。結膜炎に対しては抗アレルギー点眼薬を用い、症状の強い場合はステロイド点眼を使いますが、定期的に眼科で眼圧の上昇に気をつけてみてもらう必要があります。 |
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| 8. 花粉症に対する手術とは? |
主として鼻閉を改善するために下鼻甲介切除術、下鼻甲介形成術、凍結手術、レーザー手術などがある。報告によって鼻閉の改善度は41%から92%までまちまちである。 |
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| 9. 減感作療法とは |
抗原特異的免疫療法とも呼ばれ、花粉の抽出液を、最初は濃度を下げて薄くしたものを注射し、花粉抗原に対する防御免疫を獲得させる方法です。実際の方法は、花粉症の季節の3ヶ月以上前から開始、2年以上続けることが必要です。
注射の間隔は初めの3か月が1週間に1回、次の2か月が2週間に1回、その後は1か月に1回の注射となります。
減感作療法の有効性は8割以上と報告されているように、かなり高いといえますが、難点はどこでもできるわけではなく、大きな病院か、アレルギーを専門とした医療機関にかぎられます。 |
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| 10. 漢方薬による治療 |
| 小青竜湯という漢方エキス製剤がよく用いられます。ただし漢方は体質で相性がありますので、必ずしも効くとは限りません。胃の悪い人には副作用が出やすいです。漢方専門医に相談しましょう。 |
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さいごに...
花粉症は、内科、耳鼻咽喉科、眼科の各科で診療しております。当クリニックでも抗アレルギー剤の処方、ステロイド点鼻薬、抗アレルギー点眼薬を処方できます。漢方治療もしておりますので、お悩みの方はご相談ください。 |
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