
みなさん、こんにちは、院長の田中です。
年末年始食べ過ぎたり飲み過ぎたりで胃や肝臓が疲れていませんか?アルコールを飲む機会が多いこの時期には二日酔いで気分が悪くなることもあるのではないでしょうか?
翌日の仕事に支障がないように、二日酔いをしないで楽しく飲むことができればいいと思い、今回は二日酔いを取り上げました。飲んでる時はいい気分かも知れませんが、ちょっと頭の片隅にでも二日酔いの知識を残しておいて下さい。
また、「この病気を取り上げてほしい!」といったご要望も受け付けておりますので、ご意見をぜひお寄せくださいね。
■二日酔いとはとは
アルコールを摂取すると、肝臓でアルコールはアセトアルデヒドに分解されるが、この物質の毒性により引き起こされる症状が二日酔いです。つまり二日酔いの原因はアルコールそのものではなく、その体内での中間代謝産物であるアセトアルデヒドによってひきおこされているのです。
アルコールが分解されるのに要する時間は日本酒で3合の場合、9時間かかることになります。つまり飲む量が多く、飲み終わる時間が遅ければ、翌日も体内にアセトアルデヒドが残った状態となります。
■二日酔いの症状
頭痛、吐き気、のどの渇き、体の震えなど。のどの渇きはアルコールの利尿作用により体内の水分が尿となって排泄される結果、脱水状態になっているためです。大量のアルコールを飲むと急性の胃炎も起こります。
■二日酔いの予防策
翌日まで体内にアルコールが残らない飲み方をすればよい。たとえば朝7時に起きる人なら、9時間前の前日午後10時までに3合以下の日本酒を飲むようにすればよい。
要は飲む量と飲み終わる時間を自分で調節することが予防策となります。
空腹でアルコールを飲むと酔いの回りも早くなり、また胃の負担にもなって胃炎を引き起こすことにつながります。宴会などに遅れてやってきて、かけつけ3杯という飲み方をすることがありますが、空腹状態ではすると悪酔いしますし、二日酔いのもとです。
二日酔いになるような深酒をした場合、通常よりは睡眠時間が短くなりますし、熟睡が得られにくくなります。水分を十分とってから、ゆっくり眠って体力を回復させましょう。
■二日酔いになった時の対策
- 脱水を起こしているため、大量に水分を補給することが重要。肝臓でのアルコール分解には糖分が必要であるため、水分を摂るならスポーツドリンクがよい。
- 熱いシャワーを浴びれば血行がよくなり、アルコールの分解も活発になります。
- 胃腸薬を内服すれば、胃腸症状を緩和させることができます。漢方薬で二日酔いに効く五苓散があります。
- 昔から酔い覚ましには柿がいいと言われています。柿に含まれている酵素がアルコールの分解を活発にします。また柿に含まれている果糖が糖分の補給にもなります。
- 頭痛の場合は、コーヒーを飲むとカフェインが中枢神経を刺激して良いと言われる。
■迎え酒っていいの?
迎え酒を飲むと、アルコールが脳を鈍くさせるために気分が悪くなりにくいが、結局アルコールの分解が長びくことになり好ましくありません。
■アルコール中毒との違いは?
アルコールを短時間に大量摂取すると、血中のアルコール濃度が上昇し、脳が麻痺する状態をアルコール中毒という。濃度が呼吸や心臓を制御する脳幹部を麻痺させるほど上昇すれば死に至ります。
二日酔いは麻痺を起こす中毒とは違います。
■チャンポンすると悪酔いする?
アルコールのチャンポン自体は問題となりません。チャンポンするとアルコールの絶対量
がつい多くなってしまうことがよくあるため、二日酔いとなりやすいのです。
■健康に問題のない適度なアルコールの量とは?
アルコールはたくさん飲まなければ何ら問題はなく、健康に良い面も持っています。
その適度な量とは、ビールで400ml、ワインで200ml、日本酒で150ml、ウイスキーで60ml、焼酎は20度なら140ml、25度なら110ml、35度なら80mlくらいとされています。
■二日酔いしやすい人、しにくい人
アルコール分解能力には個人差があります。もちろん肝臓が悪くなれば分解能力も低下します。また人種あるいは個人の遺伝的体質により差があります。アルコールの種類によっても酔いやすさに差があります。
最後に...
アルコールには強いと言う人もいれば弱いと言う人もいます。大体自分で
どの程度の量で酔うかは分かっていると思います。
ただついついすすめられたり、断われないで飲んでしまうという付き合い
から、深酒になってしまうこともあるでしょう。飲み終わってからお茶や
水を十分にとってから休みようにすれば、翌朝は楽だと思います。
気をつけて下さい。
